スナップショット機能と対策

ここで言うスナップショットとは、アプリをサスペンド(終了せずバックグラウンドに行くこと)し、OSごとのタスク切り替え画面の際に表示されるサムネイル画像のことです。
スナップショットは直前に表示されていた画面をベースに作成するため、重要情報表示中の場合は以下のようなリスクがあります。

【リスク】
・重要情報表示中のスナップショットで、タスク切り替え時にユーザーがショルダーハッキングにより重要情報を奪取される。

【対策】
1.重要な個人情報を表示する際はマスクするようにする。
重要な個人情報を扱う場合は安易に見れないようにすることが、第一歩です。

2.スナップショットの表示ではダミー画面が映るようにする。
銀行系アプリなどの極めて重要な個人情報を扱うアプリではよく使われる仕様で、スナップショットではあらかじめ用意したダミー画面(多くは起動時のスプラッシュ画面)を表示するようにし事実上スナップショットを無効化する手法です。

具体的な手法の一つとしてはアプリをサスペンドする瞬間にダミー画面を最前面に表示させるというものです。ただし、この手法は良い点ばかりでなく、ユーザーはタスク切り替えでどの画面を開いていたさえわからなくなり、利便性とはトレードオフになります。アプリで扱う情報の重要度をケースバイケースで判断しましょう。

目次に戻る