クラッシュレポートとは、アプリのクラッシュ(強制終了)時の詳細情報を報告する機能のことです。サーバーサイド系のアプリに比べて、本番環境で個々のデバイスのログを確認しにくいモバイルアプリにとって重要なエラー検知の手段です。
クラッシュレポートを導入しない場合は、以下のようなリスクがあります。
【リスク】
・本番環境で発生したクラッシュが把握しづらくなり、重大な不具合の発覚が遅れる。
・アプリストアの統計情報や、ユーザーからのクレームで問題が発覚した場合に、クラッシュの詳細がわからず、原因の調査・状況の再現が困難になる。
【対策】
・クラッシュレポートを導入する。
対策としては各種クラッシュレポートのサービスを使用することです。
一例としてはFirebase CrashlyticsなどのクラッシュレポートSDKの導入が挙げられます。
導入方法はドキュメント参照。
該当のサービスはiOS/Androidどちらにも導入でき、
・クラッシュ情報の統計管理
・個々のクラッシュのエラーの発生箇所のコード行数などの情報
・リアルタイムでの問題のアラートの取得
・クラッシュ時のログのカスタマイズ
を実施でき、クラッシュ発生とその分析をスムーズに行うことができます。